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着物と日本文化

着物は日本の文化として世界からも注目されています。最近では普段着物で過ごす人はなかなか居ないのですが、成人式や結婚式には着物が選ばれています。また、浴衣は夏祭りや花火大会でよく着ている人もいますね。日本ではなぜ着物が愛され続けてきたのでしょうか。

昔の人はなぜ着物を着ていたの?

現在私たちが着るものは洋服が多いですが、
以前は日本人の誰もが普段着として着物を着ていましたよね。

その事実は知っていても、なぜ日本人は着物だったのか、着物じゃなくてはならなかったのか、
皆さんはご存知ですか?

日本の気候と着物

高温多湿の日本において、洋服の袖口や裾がしまったシルエットは暑くて着られません。着てみたらわかると思うのですが、夏場は浴衣に限ります(笑)
長い袖や巻きスカートのようになるシルエットも風通しを良くするためのものです
布は貴重品でしたし、替えの着物を何枚も持てない時代です。
一定の形に仕立てておいて、裾をまくったり、たすき掛けできるよう、
工夫されたがゆえの長袖、長い丈なんだと思います。
こうしておけば、暑い季節にも寒い季節にも一枚である程度まで対応できますから。
着物は日本の気候にあっているという理由も大きいようです。
たしかに、着物は基本的に袖があります。
半袖の着物的なものも存在していますが、
暑い時や動くときはたすき掛けなどで応用すれば様々な季節に着ることが出来ますね。

究極の重ね着、十二単って?

応用のきく着物なら寒い時には重ね着するばいいですよね。
しかし、十二単のようにたくさん着こむとさすがに動けません。
十二単ってどんな意味があるのでしょうか。
十二単(十二単衣、じゅうにひとえ)は、平安時代の10世紀から始まる女性用の装束である。

五衣唐衣裳を十二単と呼ぶ風潮は、「平家物語」の異本『源平盛衰記』の中に「弥生の末の事なれば、藤がさねの十二単の御衣を召され」[1]とある言葉の意味を、世間では取り違えられて広まったものとみられている。五衣唐衣裳を宮中では十二単とは呼ばないからである[2]。また、昔は袿の枚数を「単」で表し、2枚重ねると「二単」、7枚重ねると「七単」というような語彙もあった。この記述では単を着て、言葉のまま上に12枚の袿を重ね着した重ね袿姿で平徳子は入水したという意味になる[3]。しかし、元来の意味とは違っても、五衣・唐衣・裳を十二単と呼ぶ俗称は一般的に使用されている[4]。

十二単は20kg程あり、四季に応じた名称の「かさね」を用いた。また、宮中では女性の「束帯」に当たる装束として「物具装束」[5]が平安後期まで存在したが、女性が公儀の場に出るのを嫌う風潮もあって、着用される機会が減り廃れた。

ちなみに一般人は十二単なんて着てないし、農村ではまだ麻のズタ袋を着ていたようです。

着物はサイズフリー

おばあちゃんやお母さんの着物を仕立て直して子や孫へ、というエピソードはよく聞きます。
体型やサイズに関わらず、また応用が利くのが着物の利点でもあります。
着物の形には大変融通性があることです。

つまりどんな体型にも合うので
体形を気にしなくても良いと言う事。

着物は直線裁ちと言って、

袖と衿首のところ以外は
カーブを付けないと言う仕立て方なので、

洋服のように、
ウェストやヒップのサイズに関係なく
誰でも着ることができます。

着付けさえちゃんとしておけば、
どんな体型の人にも自然になじむように出来ているのです。

着物は仕立て直しができます。
洋服と違って直線裁ちでしかも手縫いなので、一度ほどいて縫い合わせれば、反物に戻ります。

「洗い張り」とは、着物をほどいて一日この状態にし、水に通して汚れを落としてから仕立て直すという手入れの方法です。
「染め直し」は、色無地の着物などをまったく新しい色に染め変える事です。

洋服の考えでいうと、20年も前の古い洋服は役に立たないのが当然かもしれませんが、「定型の絹のきもの」の強さ、生命の長さは大切にしたいものです。

絹でなくても、浴衣は飽きたら寝巻に、いい模様なら布団をしまうときの大風呂敷に使いました。
それも古くなったら赤ちゃんのおしめに、次は雑巾に、最後はかまどで燃やして灰をつくったものでした。

ごく自然に生きていた「布の生命をまっとうする」というエコロジーの精神。
ものを粗末にしないことの意味を、着物を通じて考えられませんか。

今でいうリサイクルが簡単だということですね。
時代劇などで反物を質に入れるシーンを目にすることもあると思いますが、これも着物ならではのことです。

着物はとっても合理的

着物は洋服と比べると機能的でない、着るのが大変、面倒だと考えがちですが、とても合理的なことが分かりますね。
製造過程から着用時、さらにその後を考えてこのような形になったとされています。
とてもよく考えられています。

着物は洋服とは別の合理性があるのです。
着物は幅の狭い布で作られています。
だから小型の織機で織ることができるし、誰でもどこでも作ることができます。(ほとんどの家で自家用の布を織っていたそうです)
長方形の部品で構成されているので、再構成して全然別の着物に作り変えることもできます。
この長方形の部品は長辺が耳ですのでほつれる事もありません。
洋服はほどくと不定形の布になってしまうので、自由に作り変えるわけにはいきません。
昔は布が貴重でしたので、仕立て直しの効く着物のほうがよかったのです。

浴衣のルーツって?

着物の中でも浴衣は現在でも馴染みがありますよね。
夏祭りや花火大会にはつきものです。

浴衣は木綿で簡易に仕立てた和服の略装で、本来は下着(長襦袢/ながじゅばん)を着けず、素肌に直接まといます。
浴衣の歴史は古く、平安時代に貴族たちが着ていた「湯帷子(ゆかたびら)」が原型といわれています。
湯帷子は、サウナのような蒸し風呂(当時は入浴で湯につかる習慣がなかった)へ入る際に着用する麻の単衣(ひとえ)で、入浴中の汗とりと裸を隠すために用いられていたようです。

安土桃山時代の頃からは、湯上り後に肌の水分をとる目的で着られるようになり、江戸時代に入って銭湯が普及すると、庶民が愛好する木綿の衣類として一気に広まりました。
また、風通しがよく吸汗性に優れていることから、就寝時の寝巻きや夏の日常着としても定着。
今でいえば、バスローブやパジャマ、ホームウェアのようなものだったのでしょうね。

浴衣(ゆかた)というのは、入浴する場所に着て行くもので、非常にシンプルなつくりになっており、日本の高温多湿の風土に合わせたつくりです。この浴衣姿で人前に出るのは非礼に当たりますが、夏の浴衣は別で、柄がいろいろとあり、それにあわせた帯もあって、これらを着衣して人前にでられます。ただし夏の夕刻以降だけ。
着物は日常生活で着るものであり、浴衣よりも複雑なつくりになっていて、保温性も浴衣より上です。
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