2016年02月22日更新
振り袖を着る時の気がかりな小物
着物を着慣れない女性は、着付けや飾り小物を気にしています。この機会に必要な小物を覚えて、実際に着付ける時のポイントをぜひ習得しましょう。振り袖を着た時のしぐさやマナーも、大人の必要条件です。
当日の記念写真と美容室の予約をとって、後は天気が良いことを願うのです。
振り袖をレンタルで利用しても、家庭で作っても、必要な小物がたくさんあります。何を用意すれば良いのか、着付けの小物と飾り小物の二つに分けて紹介します。
着付けの小物と飾り小物とは
ここで説明する着付け小物とは、下着の上に着物スリップや長襦袢を着て、振り袖や帯を着けるまでに必要な小物のことです。
飾り小物とは、着付けた後で華やかに装うための小物のことです。
着付けるために、バストは和装ブラジャーなどで胸を整えて、ショーツなどを履いて着付けに進みます。
必要な着付け小物は、
腰紐(4本)、衿芯、前板、後板、帯枕、伊達締め、和装ベルト、着付けベルト、三連紐、着物スリップ、足袋などです。飾り小物は、髪飾り、重ね衿、半衿、帯揚げ、帯締め、ショール、草履、バッグなどです。
下着で悩むこと
果たして下着ってどういうのをつけたらいいのか、 普通のブラジャーやショーツで大丈夫なのか、きっと不安や疑問を抱いている方も多いと思います。
まずは、ブラジャーからですが、そもそも洋服と和服の理想体型の違いから考えます。洋服を着るときは「出るべきところは出て、ひっこむべきところはひっこんだ」体形が理想となります。
なので、ブラジャーというのは、この「出るべきところは出て」に近づけるための、「洋服用の下着」になります。
いっぽう和服を着るときは、あまり凹凸のない、限りなく円筒形に近い体形が理想です。
そのために、出ているところはつぶし、ひっこんでいるところには布で厚みを足す必要があります。振り袖を着るときに、タオルを用意するのはこのためなのです。
すらっと細身の女性ほど、このタオルがたくさん必要になります。中にはバスタオルを巻く人もいます。和服を着るときの和装ブラや補正は、そのためにあります。
わざわざ和装ブラを買っても、これから先、着物を着る機会もほとんどないという方は、スポーツブラがお勧めです。 成人式が終わった後も使えます。
気付け小物の補足です
肌襦袢と裾除け(着物用肌着。気になる人は市販の浴衣用下着(肌襦袢や裾除け)を用いてもよい)
長襦袢(着物用下着)
紐(ゴム製も可)……3本、着物ベルトがある場合は2本
衿芯(長襦袢の衿に芯として入れるもの)
伊達締めまたは伊達巻き(着崩れを防ぐもの)……2本
着物
衿止め(着物を着る際に衿の位置を固定するために使うもの)
着物ベルト(衿元の着崩れを防ぐもの)
帯
帯板(帯の前面を整えるもの)
帯枕(帯の後面でお太鼓を作るもの)
帯揚げ(帯枕を固定して前面を華やかにするもの)
帯締め(帯を固定してアクセントになるもの)
足袋
小物を持ち込むときの注意点
自前の小物を着付に持ち込むときの注意点です。
1.振り袖・長襦袢のシツケ
新らしく購入された着物で当日撮影や後撮りを予定されている方の場合は、 時々シツケ糸がつきっぱなしということがあります。早めにシツケは外してください。
2.長じゅばんの半衿が付いているか、汚れていないか。
長じゅばんの衿には、半襟がついていなくてはいけません。半衿が無かったり黄ばんで汚れていたり、長く仕舞っていて変に折り跡が付くと、衿芯が通りにくい時などがあります。
着物の衿元は大事なポイントです。あらかじめアイロンをかけておくとか、 衿芯がキレイに入るかどうかを確認しておきます。
3.帯は振り袖の帯ですか?
普段着用の帯は、柄的に問題なかったとしても(無地や総柄など)、長さが全然足りませんので、単独では使用できません。
アンティークの丸帯なども、 厚くて長さが短いことが多いので、 今風の羽がたくさんある変わり結びは結べません。
4.帯揚はフォーマル用ですか?
振り袖の帯揚は、総絞りが一般的ですが、金糸・銀糸の入った平の帯揚げも合います。
縮緬地のふくれ織り・友禅・小花の織り柄の入ったものなど、振袖用の華やかなものを使用します。
5.帯締はフォーマル用ですか?
振り袖用の帯締は、丸ぐけ・平の幅広タイプ・丸組みの豪華なものと、帯に負けないボリューム感のあるものが多いです。
豪華な帯留をする場合には、あえてシンプルなものを使うこともありますが、 着物や帯とバランスの良いものを合わせて使用します。
6.帯板の枚数(2枚)と長さについて
振り袖の変わり結びには、前用の長いものと、後用の短いものを2枚使うことが多いです。
7.帯枕にガーゼはかかっていますか?
帯枕にガーゼがかかっていると、 背中に帯枕がピタリと付くので、帯が下がりにくくなります。 やわらかくて薄いガーゼを使用することをおすすめします。
8.伊達締めは2本です。
2本ともマジックベルトタイプよりは、博多や化繊の紐で締めるタイプのものが1本あると 良いと思います。
9.腰ひも(5本~6本)
腰紐を使う本数は、着付け師さんによって違うことがありますので、 指定された本数を持って行きます。5~6本あれば良いと思います。
振り袖に付ける白いファーは必要?
成人式で振り袖を着た女性が、襟元にほとんど付けている白いファーと言う小物ですが、必要なのでしょうか?これが登場してから、かれこれ30年は経っています。
あれは防寒用のショールの代用で、安価なフェザーでその雰囲気を出したのです。いつしかあれが振り袖とセットのような扱いになり、室内でもはずさない人がいるのにはもう失笑です。
防寒の目的ですから、室内ではとるのがマナーで、ましてや記念写真では外すべきです。せっかくの綺麗な襟元も隠れてしまいます。
ショールは本来フェイク、羽毛、フォックスといろいろあり値段もピンキリです。一般的には、フェイクファー白が多いようです。さらには、振り袖は未婚女性の第一礼装になりますので、普段着の着物とは違うルールがあります。 最近はかなりこれを無視した成人式スタイルもありますので、何でもアリではあるのですが、知っていてやるのと知らずにやるのでは大違いです。
帯揚げも素敵な小物です
帯と着物の間に位置するので、帯や着物と調和のとれた色合いのものを合わせると、着物姿が映えます。帯揚げは、カジュアル用とよそ行き用があって、使い分けます。
主に式典や社交の場では、薄い色目の帯揚げを、普段やおしゃれ用としてなら、濃い色目のものをと覚えておくといいと思います。
振り袖には一番華やかな「総絞りの帯揚げ」が用いられます。
帯揚げはほとんど絹なのですが、礼装や改まった席でなければ、もう少し気軽に考えても大丈夫です。帯の上に飾るものではありますが、普段~おしゃれ着として着物を着る場合には、半衿と同じように自由に好きな模様や色のものを用いてもかまいません。
市販の帯揚げはかなり大きいと感じますので、自分でもし作るということでしたら、もっと小さくても帯揚げになります。
振り袖に合わせる帯揚げとなると一般的には総絞りの無地が多いかと思いますが、こちらはちりめん地に部分的に数種類の絞りを加え、3色の色を入れています。
帯揚げとしての素材も変わっていますが、古典柄の振り袖に合わせると素敵なんです。
そして帯締めの色の合わせ方の幅が広がります。
ベースとなる色とよく似た色で帯〆の色を合わせてもいいし、帯揚げの中に使われているわずかな色を帯締めの色として使えば、おしゃれ感が増すコーディネートになることでしょう。
しかし、最近では総絞りにこだわらず、綸子等平らな物を選ぶ人も多いようです。
信じがたいですが、総絞りのブツブツ感が嫌な方もおられるそうです。
昔から振り袖と言えば総絞りの「いりく」が定番でしたから、それのなごりと思います。
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