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呼吸器科で活躍する「慢性呼吸器疾患看護認定看護師」とは?

呼吸器科には、息苦しさと戦う多くの患者が訪れます。それらの患者を助けるスペシャリストが「慢性呼吸器疾患看護認定看護師」です。その仕事内容、やりがい、取得条件を考えます。

呼吸器疾患を患う患者は多い

慢性呼吸器疾患とは慢性閉塞性肺疾患(COPD)や間質性肺炎、気管支喘息、肺炎などの疾患の総称ですが、その中でもCOPDの患者は年々増加しており、40歳以上の人口の8.6%、約530万人の患者が存在すると推定されています。
厚生労働省の統計によると2014年のCOPDによる死亡者数は16,184人で、全体としては増加傾向にあります。COPDは20年以上の喫煙歴を経て発症する病気です。日本でも20年以上前の喫煙率上昇の影響がCOPDの死亡率を高めていると考えられます。
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COPDで亡くなる方は増え続けています。
COPDとは

COPDとは

「慢性閉塞性肺疾患」のことです。

「慢性呼吸器疾患看護認定看護師」とは?

間質性肺炎や気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)など、がんを除く慢性呼吸器系疾患の治療を受ける患者とその家族のケアを行うのが「慢性呼吸器疾患看護認定看護師」の役割です。
慢性呼吸器疾患看護認定看護師とは、増悪期から安定期、そして終末期の慢性呼吸器疾患の患者さんの日常生活を向上もしくは維持するために看護を実践します。
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慢性的呼吸器疾患を持つ患者の症状改善を目指します。

「慢性呼吸器疾患看護認定看護師」の実際の仕事は

慢性呼吸器疾患の患者さんたちは、普段から少し息苦しく、呼吸困難を生じると、苦しくてパニックを起こしやすいんですね。
でもひと山越えればまたご自宅や施設で過ごしている事が多いですから、苦しくなったときに楽になる呼吸法や姿勢など、セルフコントロールの指導が大切になります。
呼吸機能の維持や向上させる為に呼吸器リハビリテーションを行ったり、安定期・増悪区・終末期等の状態に合わせて、呼吸機能をアセスメントし、必要なケアや処置を行います。

特に増悪気の場合は、セルフケアも困難になりますので、支援する必要があります。
また、患者さんだけではなく、ご家族へのサポートも行います。
特に在宅療養されている方は家族のサポートがとても大切になっています。

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呼吸器疾患を改善するための提案をします。
急性増悪の予防は重要なミッションの一つ。
そのための禁煙やワクチン接種の指導などを通じて、重症化しにくい体作りを患者の病状も踏まえながら考え、提案する能力も求められます。
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悪化させないことも大切な仕事です。

「慢性呼吸器疾患看護認定看護師」の働きがいとは

その患者さんは私が担当になってから、病院へ運ばれる事がなくなりました。

それは、きちんと呼吸苦との付き合い方を理解し、そして自分に合った方法で生活できるようになったからです。

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病院に運ばれるほど重度の呼吸器系の病気を持っていた患者が、自分で症状をコントロール出来るようになりました。

「慢性呼吸器疾患看護認定看護師」の大変さとは

慢性呼吸器疾患を患っているにも関わらず、タバコを吸い続ける患者さんがいます。現在では、どこの病院でも禁煙を推奨していますよね。まして、呼吸器疾患の方はただでさえ呼吸苦になるリスクがあるのに喫煙するとそれはさらに悪化していしまいます。
ですが、いくら指導してもその患者さんは「好きな事してなにが悪いんだ」の一点張りです。いくら説明しても、このままで良いと言い張るばかりです。この患者さんは外来通院ですし、独居で暮らしています。ですので、生活を改善させるためには自分の意思しかありません。

「慢性呼吸器疾患看護認定看護師」の資格を取得するには

看護師免許資格を取得後、医療機関で5年以上の実務研修があります。
その内の通算3年以上、慢性呼吸器疾患患者の多い病棟を中心とした看護実績を有すること(その間、 外来、IRCU、または在宅ケア領域での実践を含んでよい)が必要です。
次に慢性呼吸器疾患の増悪期から回復期にある患者の看護を5例以上担当した実績(入院から退院まで責任をもって担当した経験、またはそれに準じる内容であること)を重ねなければなりません。
喘息やCOPDの大変さは病人自身とその家族にしか分からないものです。
呼吸が苦しいのがどれだけ辛いかは、伝わりづらいからです。
その人々の苦しみを和らげてあげられるのが、「慢性呼吸器疾患看護認定看護師」です。
COPDによる犠牲者が増え続けていることから考えても、需要のある資格と言えます。転職の際にも、役立つでしょう。
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